- 意外と気づかず、放置している酸蝕歯
- 酸蝕症という言葉を見たり、聞いたりしたことありますか? 酸蝕歯はムシ菌によって歯のエナメル質が溶けるムシ歯と違って、身近にある酸性食品によって歯のエナメル質が溶けていく歯の病気です。乳幼児や若年者ばかりでなく、最近は高齢者にも多く見られるようになりました。
- 放置しておけば溶けた歯の表面にムシ歯菌も付着し、相乗作用で 表面の穴が大きくなって歯の一部が欠けたりしてやっと気づくようになります。
- 古屋歯科医院での治療例1
- 下の写真は最近歯の形が変わったと言っていらした方です。左上前歯が溶けて奥に黒いムシ歯が見えてきました。酸蝕症とムシ歯の合併症です。

治療前
歯の表面が溶けています

治療後
神経取らずに樹脂充填しました
- 古屋歯科医院での治療例2
- 酸蝕歯の典型的な例(黒酢による酸触)です。初期のため、1回の治療ですみました。

治療前

治療後
- 酸蝕歯の主な原因
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- @若年層を中心とした酸性の強い清涼飲料水やスポーツ飲料の過剰摂取
- A健康食品として黒酢や柑橘類の過剰摂取
- B逆流性食道炎などによる胃液の逆流
- C間食が増え、口の中が常に酸性状態になっている
- D就寝直前の飲酒や食事

東京医科歯科大学大学院助教 北迫勇一先生ご本より
- 酸蝕歯の予防
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- @酸性の強い食品の過剰な摂取は控えましょう。どうしても摂取する場合は、摂取後お茶や水を飲むか、すすぎましょう!
- Aダラダラ飲み食いはやめましょう。食事と食事の間に何も摂らない時間をつくりましょう。そうすることで、唾液が酸性状態から中性へ戻ってきて、歯を再石灰化へ導きます。この時、デンタルガムを噛むんだり正しい歯磨きを行うと予防効果が大きいです。
- Bよく噛んで食べましょう。
- 古屋歯科医院での治療例3
- スポーツ飲料の摂り過ぎで酸蝕歯とムシ歯の合併した症例です。

治療前
歯茎の中まで酸触が進行しています。

治療中
歯茎を切開しました。

治療後
酸触と虫歯の治療をしました。
