歯ブラシの効用 インフルエンザと癌予防

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- 近、歯周病と心疾患や糖尿病との危険な関係を紹介するテレビ報道が多く見られます。下の写真は今年の2月7日のフジテレビ「とくダネ」で放送されました。インフルエンザの以外な予防法として、歯磨きとした磨きを紹介していました。東京歯科大学奥田克爾名誉教授の研究ですでに、証明されています。インフルエンザウイルスが感染するにはウイルスが増える必要があります。そのときトリプシン様プロクテアーゼというたんぱく質(酵素)が必要です。この酵素は歯周病菌や喉などにいるバイ菌がつくっています。これらのバイ菌を減らせば酵素も作られないので、
- インフルエンザを発症する危険が10分の1に減少します。
- インフルエンザ予防には歯周病治療と
歯磨きが効果的です。
インフルエンザウイルスと歯周病菌がつくる酵素の関係

- 歯周病菌がつくる酵素がウイルス感染の扉をあける!
- 「ためしてガッテン」で紹介されたインフルエンザウイルスと歯周病菌がつくる酵素の関係(平成21年2月放送)
- 予防は歯磨きです!
- 平成23年11月「ためしてガッテン」で紹介された【歯ブラシで癌を予防する】

口腔癌の原因は、はっきりとは分かっていませんが、二日酔いやシックハウス症候群の原因であるアセトアルデヒドが原因の一つとする説があります。口の中でストレプトコッカス属の口腔常在菌がアルコールからアセトアルデヒドを産生することは事実です。(2010−7日歯会雑誌)によると歯周病菌が産生する酪酸によりpodoplanin(膜貫通型糖蛋白)が発現し、口腔癌が憎悪する可能性があるとも報告しています。ようするに、口の中を健康にしておくことが体の健康によいことがわかります。むし歯、歯周病を治療し、予防して体の健康を維持しましょう。