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Home >> ハ・は・歯のニュース13年10月号
よく噛んで健康を！パート２
- 一口30回噛んで健康！107歳曻地三郎先生
- 「99歳までは助走、100歳からが本番」と話す曻地三郎さんは現在107歳。
幼児教育、障害児教育が専門の教育者です。福岡市の「しいのみ学園」理事長をされていました。
2012年8月に「公共交通機関を利用して世界一周をした最高齢者」としてギネス世界記録に認定されました。
長寿の秘訣は「よく噛む」ことで、「一口30回噛む」ことを今でも実践されています。虚弱だった幼少期、
母親から30回噛むように言われ、実際に実行し結果として、健康と長寿につながりました。
- 肥満防止と噛み方
讀賣新聞より- よく噛むと食欲中枢を刺激し、食べ過ぎない
- 東京歯科大学とライオン歯科衛生研究所の共同研究から、「肥満と食習慣の関係」が明らかになってきています（讀賣新聞より）。大人も子供も早食いの人ほど、また、よく噛まない人ほど肥満の傾向が強いことが分かりました。また、夜食、おやつや遅い夕食など「いつ食べるか」は肥満との関連が明確でなく、「いかに食べる か」が重要であると報告しています。共同研究では、健康な男性を５０回以上噛む多咀嚼と通常咀嚼に分け 満腹になるまで、おにぎりを食べてもらったところ、多咀嚼は528g, 通常咀嚼は693gで満腹になりました。
- 噛めることと脳との関係
- 噛み合わせの改善で転倒防止
- 広島大学の研究で、認知症高齢者の転倒予防と噛む効果を調べています。自立歩行でき る認知症高齢者146人の転倒頻度噛み合わせの関係を調べたところ、年2回以上転 倒したグループでは、奥歯を失い、咬めない人が66％いたが、転倒が１回以下のグループでは噛めない人は22％と少なかった。奥歯がない人でも、治療して、入れ歯で噛めるようにすると転倒は減った。日本歯科大病院口腔介護・リハビリセンターの菊谷先生によると、「噛み合わせが戻れば，転倒しそうになった時、ふんばってバランスが保てる。
高齢者の自立支援には口腔機能改善が必要。特に噛み合わせが重要です」
- 讀賣新聞より
- よく噛むと脳を刺激し、認知症を予防・改善する
- 東京医科歯科大学の泰羅雅登教授は「脳神経細胞」は年齢とともに減っている。これを止めるには、脳を使い続けることが必要。前頭葉の機能を保たせることがいい。口を動かすことも脳に刺激を与える。おいしいを感じるためには健やかな脳がなければならない。逆においしいと感じることは、生活に張りを与えてくれ、脳を健やかに保つことにもつながる。そのためには入り口である口のメンテナスが重要である。」と言っている。
- 泰羅先生講演より
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