
- 日
- 本私立歯科大学協会が10〜70代の男女1000人に実施した「歯科に対する意識調査」から分かったことは、口の中の悩みで最も多かったのは「口臭」でした。口臭42.7%、歯垢・歯石40.2%、ムシ歯が39.5%の順でした。そのためか、消臭剤・芳香剤が売れていると聞きます。そのような薬剤に頼っても消えない口臭もあります。それは原因を除いていないからです。口臭の種類と原因を知り、早めに対処することが大切です。
- 口臭の種類
- 東京医科歯科大学大学院教授・川口陽子先生の講演から口臭には次の3種類があります。
- 1. 生理的口臭・・・・・・・治療必要なし(寝起きの時)
- 2. 飲食物、嗜好品による口臭・・治療必要なし(消える)
- 3. 病的口臭・・・・・・・・・・
治療必要
- 全身の病気や体力低下などでも口臭は起きますが、病的口臭の原因の90%は口の中の問題です。
口の中の病気、すなわち、歯周病、放置しているムシ歯、舌苔や唾液分泌減少(口腔乾燥症)などが原因です。
- 全身の病気や体力低下などでも口臭は起きますが、病的口臭の原因の90%は口の中の問題です。
- 歯周病を起こす歯石(バイ菌の塊)は口臭の原因のひとつ
- 歯石は何種類もいる歯周病菌が塊になって、膜をかぶったもので、有害な毒素を出します。また、歯周病菌とムシ歯菌はたんぱく質を分解して,悪臭の元である硫化水素やメチルメルカプタンを造りだします。そのため、バイ菌を減らすことが原因除去になります。それには歯石を除去したり、ムシ歯を治療することが、先ず必要です。
- 舌苔が口臭の主原因
- 1日1回舌苔が一番たまっている起床時に舌の清掃をしましょう。右写真のように最近では多くの舌ブラシなど舌清掃用品が市販されています。
